地域にイノベーションを起こす ~ローマ法王のお口には日本のお米~
どうもです。
ワタナベです。
東京は久しぶりの雨で、これからいよいよ秋~冬な気配を
醸し出しておりますね。
今日はちょっと地域でのイノベーションの出来事を。
「型破りスーパー公務員!高野誠鮮」
皆さん、御存じですか?
ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?
- 作者: 高野誠鮮
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この方、公務員なんですけど。すごい型破りなんです。
もともと寺の次男だった彼は地元の石川県神子原地区で平日は公務員、
休日はお坊さんという日々を過ごしていました。
その公務員の仕事というのは限界集落である『神子原地区の活性化』
・過疎化により人口の54%が65歳以上の高齢者
・子どもがいない
・基幹産業である農業のみでは経済的に自立できない
最終的にはそんな集落を月5万の予算で活性化させたんです。
月5万って・・・。
農業従事者の経済的自立を促すため、集落で取れる神の子米のブランド化を狙う。
そのために彼は何度もローマ法王に手紙を出し、
ついには献上米として取り上げられました。
「ローマ法王も食べるお米」というブランドが確立され神の子米は高級米として認知され、その後、神の子米を使った日本酒を創り出す。外国人記者にも好評で更なる評価を得ました。
非常に綺麗なサクセスストーリーですが、色んな葛藤や苦悩もあったんでしょうね。
ただしそれを上回る情熱で地域の活性化に寄与されています。
考えて、やってみて、また考えてのサイクルがうまく活用されていると思います。
こういう人財が地域には必要なのでしょう。
若者・よそ者・馬鹿者
Keeo Going Forward
Ken Watanabe